mr-novelist’s diary

文学と音楽の融合

バレンタイン~運命に抗う一人の大学生~

 男子諸君にとってのロマンと希望に満ちた、聖なるバレンタインデー。都市伝説にしか思えないような生涯を送ってきた男子大学生が取る選択肢。当然それは自分自身の手でチョコを作るという究極奥義です。

 これはバレンタイン当日に、世の理、バレンタインの定義に立ち向かう一人のありふれた大学生のドキュメンタリーです。

 さて、生チョコを作ることに決めました。理由は自分が食べたいから。自作自演のバレンタインですからね。単純明快。

 そうと決まればいよいよ買い出し。朝っぱらから材料を求めスーパーへ。

 しかしここで自分の犯した失態に気が付きます。世は自作チョコレート戦国時代。一件目のスーパーにはミルクチョコレートのミの字も見当たりませんでした。

 二件目のスーパーでどうにかしてミルクチョコレートと生クリーム、水飴を入手することに成功した私は、意気揚々として帰宅。

 

 生チョコ作りにあたり、一つ懸念材料が。

チ ョ コ な が し こ む 型 が ね え。

 自分の計画性のなさを恨みつつ、実家帰省中につき、勝手にキッチンをあさること10分。ゼリー用の15cm×11cmのちょうどよい型で代用するに至ります。

 チョコ溶かして型に流し込んで、冷蔵庫へポン。

 生チョコづくりが案外あっけなく終わり、どこか物足りなさを感じた私は、ふと二日前の会話を思い出します。

私「こないだ型がないから茶碗でプリン作ったお」

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母「うちでも作ってや」

プリンも今日まとめて作ってやろう、と。はい、クッキング続行です。

今回は茶碗蒸しの容器を使いました。材料はグラニュー糖と卵二個、牛乳400ml。回数を重ねるごとに、少しずつプリンに近づいていく予感がしますね。

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冷蔵庫で生チョコとプリンを仲良く並べること2時間。生チョコにはココアをふりかけ、できたものがこちらです。

  

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 とっても美味しそうですね。作ってもらったものならもっと美味しそうに感じるんでしょうね。

 

 去年のクリスマスイブには、ロールケーキを一人寂しく楽しくクッキングしていただきました。この調子で出店した日には是非来店してくださるとうれしいです。