mr.children Hall tour 2017 世界最遅レポート
もう日にちが過ぎてしまいましたが、先日3月8日はmr.childrenのボーカルである、桜井和寿さんの誕生日でした。おめでとうございます。
さて、ライブ参戦という音楽ファンにとっての生きがいともいえるこのイベントが実質開催不可能である昨今の時世において、我らオタクが生きながらえるための術。それは過去の映像作品の鑑賞です。僕自身が持っているライブDVDの中で、一番思い出深い作品が、『Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く』です。
丁度4年目にあたる2017年3月8日、私は花粉症によるものもらいのせいで腫れあがった左瞼を携え、広島文化学園HBGホールにて開催された「Mr.children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ」に参加しました。ちなみに席のほうが2階席でした。3000人ほどのキャパの会場であったため、十分に演者の表情が見えるほどには近い席でした。
まずはセトリの紹介です。
- おとぎ話
- 水上バス
- いつでも微笑みを
- メインストリートに行こう
- You make me happy
- PIANO MAN
- Another Story
- クラスメイト
- 横断歩道を渡る人たち
- もっと
- 口笛
- 掌
- マシンガンをぶっ放せ
- fantasy
- 蒼
- こころ
- ヒカリノアトリエ
- Any
- 跳べ
- 擬態
- 終わりなき旅
アンコール
- one two three
- 花の匂い
- 足音 Be Strong
今でも全曲語れるほどには思い出深いtourですが、この中でも特に印象深かった曲に触れていきたいと思います。
①おとぎ話
この曲はこのHall Tour用に作られた楽曲ですが、現在においてもいまだCD化はされていません。一曲目から知らない曲が流れたことで、メロウな曲であるのに対して心のビートはさっそく最高潮でした←
イントロから田原さんのギターのサステインが響き渡り、とても心地よい楽曲です。前途したDVDに収録されているので、聞いたことのない方は是非購入して聞いてみてください!
②Another Story
この日の桜井さんの声は調子が良いとは言い難い状態でした。調子の波はだれにでもあることです。しかしこの声の調子が、この曲においては生で聞かないと味の出ないようなとてもセンセーショナルなものへと昇華させていました。この曲が収録されているHOMEというアルバムのコンセプトは『AT HOMEなもの』といったところでしたが、このTourにおいては、ブラスバンドの音も相乗効果的に響き、ジャズの色味を増していました。泥臭く、大人の色気をもって歌う桜井さんは完全に場を支配していました。
③こころ
個人的には、とても歌詞の好きな楽曲です。我々が感じる、人間関係における喜びや痛みは大切な「あなた」が「こころ」をくれたから。
初めて聞いたのはもちろん初披露となったこのLIVEにおいてでしたが、その時点でもう既にこの曲の虜となりました。
間奏に流れるブラスバンドがまたエモーショナルな雰囲気を助長させ、サビで転調。空間を惜しげなく使い圧倒されたのは言うまでもなくこの楽曲でした。まさに、Hall TOURのための楽曲だと感じた記憶があります。
ちなみにこの曲もおとぎ話同様に、いまだCD化されていない楽曲となります。よってこの楽曲もDVDでのみ聞くことができます!
④マシンガンをぶっ放せ
この楽曲に関しては、この曲を演奏してくれるのか……。という会場の空気を、前奏がないために引き連れたまま突っ走っていったのが印象的でした。なかけーさんのベースが心地よく、これまたジャズ風に少しアレンジされていました。
やっぱり桜井さんは少しやさぐれたような楽曲が最高に似合いますね……!!
⑤one two three
Mr.childrenの単独tourにおいては初披露となった楽曲です。アルバム「IT'S A WONDERFUL WORLD」に収録されたこの楽曲は、大サビ後のアウトロにてアントニオ猪木さんの引退する際の語りがそのまま使用されています。全面カットかと思いきや……ドラマーのJENさんが完コピ。会場全体が一番和んだ瞬間でした。(ちなみに一番のサビが終わった頃、STAFFの方がステージ後方からJENさんの肩にタオルを巻いておられたので、大抵の観客はJENさんが例のセリフを言うのだと察していたことでしょう)
個人的にこの曲は一番好きな楽曲なので、生で聞けたことは一生の宝物です。
(己の能力の限界が見え等身大の自分を受け容れつつも、向上心のあるありふれた主人公に対し、とても共感できる楽曲です。)
⑥花の匂い
この曲も、ライブで披露されるのは珍しい楽曲です。『こころ』のMCの中で、花の種というワードが用いられており(話の脈絡は忘れてしまいましたが)、もしかしたらこの楽曲をこころの次に歌うのかと思いきや……。まさかのアンコール後での伏線回収でした。噛み締めるように歌う桜井さんの姿がとても印象的でした。
(ちなみに3/11音楽の日にて、BANK BAND名義でこの楽曲が披露されました。)
⑦おまけ
冒頭にも述べたように、桜井さんの誕生日でもあるこの日にLIVEがおこなわれたということもあり、アンコールのコールとしてHAPPY BIRTHDAYの合唱がおこなわれました。
ぜひまた次のライブレポートを上げることのできる日が来ることを願い、今日は〆させていただきます。ご覧いただきありがとうございました。